いけにえと雪のセツナBGMレビュー [Disc2]12曲目~ラストまで
12.Towards the distant horizon
世界の広さと、寒さを再確認する曲。一気に高いところから世界を見下ろせた。まるで神になったかのように。それはとても気持ちの良いことだ。けれど、それでも世界はどこか暗く、重く思える。なぜだろう。もっと上に、登らないといけないのか。
13.Regal ruins
どこに今自分がいるのかわからない。ここが何時なのかわからない。そんな曲。凍りついて、周りが止まっている。なので自分も止まっていなくちゃいけない気がする。それじゃだめなのかもしれない。けれど、動くのも怖い。
14.Dance of death
目の前に死が迫った時、人間はそれを乗り越えようとする。そんな曲。死は生物的なものだけではない。歩みを止めた時、その瞬間から生ではない。そんなことを言う人もいる。
15.winter's End
雪解け水が、ゆっくりと滴るような曲。あまりにもゆっくりすぎて、再び凍りついてしまいそうだ。心も、そうなのかも。
16.Final push
不安定な足音。不安定な心音。怖い。怖い。けれど、よく聞けばいつもの自分。迷いは、消える。信じて。
17.Out of time
全ての思いが奔流する。過去の全てが現在に溢れ出す。溢れた思いはもう戻らない。受け止めるしかない。苦しいかもしれない。けど諦めちゃいけない。受け流しちゃいけない。打ち勝ちなさい!
18.The lone reapar
ここから先は、誰も知らない。時は流れる、戻れない。けれどもう大丈夫なはず、乗り越えてきたのだから。失敗を、悔しさを。
19.Distant islands
変わってしまった場所、未だ変わらぬ場所。そのすべてが同じ時を歩んでいる不思議。
20.Thug life!
世界には変わり者がいる。周りから見ても、世界から見ても、その歪みは歓迎されてはいないのだろう。けれど、それが新しいってことだよね。そう思う曲。
21.The clous above
もっと高い所へ来た。もっと遠くが見える。まだまだ世界は広がっている。そうだ、もっと遠くへ、もっと高くへ。みんなと。
22.Walking through the maza of time
旅をした記録は、生きた記録は様々なところで語られる。それは旅をしたことのないものにとってキラキラと輝く宝物。けれど実体は見えない。見に行こうか、一緒に。
23.hidden danger
過去の失敗は、怖い。痛みを知っているから。ジンジンと痛む傷が、思いが、苦しい。苦しい。受け止め切れるか、今の自分に・・・
24.To the warmth of the sun
世界は輝いている。こうして生きていて、前に進んでいて・・・けれど何か、足りないんだ。なんでかな… 少しだけ、寂しくて、涙が出る。
25.Inside the beast
怖さを、鼓動をすべて自分のものにした。これで歩いていける。そう思って歩いている自分の顔は、本当に冷酷だった。
26.Unstoppable force
戦う相手の正体がわからない。自分は何に銃口を向けているのかわからない。けれど、聞こえたんだ。悲しむ誰かの声が。それを隠す咆哮が、今戦っているモノなんだ。
27.End's Journey
終わりにする為に。乗り越える為に、過去へ。未来へ。
28.Immovable object
未来が少し見えた気がする。そこに手を伸ばすだけなら、恐怖はない。一歩前へ、もう一度、一歩前へ。
29.Farewell
自分が弾けていく。みんなから離れていく。それぞれが一つ一つの星になって、どこかを照らしている。それに気づいた時、嬉しさを感じるか、切なさを感じるかはそれぞれ違うんだろう。その気持ちがその星の輝きの色なんだ。
30.Memories
全ての始まりと一口に言う。けれど責任が全てそこにあるわけじゃない。すべてが繋がっているんだ。どんなに離れていても。それが世界を作っているんだ。糸で編まれた繭のように。
31.Winter journey's tale
物語は終わった。その物語がもたらした感情が、世界に降り注ぐ。しんしんと、ゆっくりと、大きさを変えながら。それは涙かもしれないし、拍手かもしれないし、手の震えかもしれないし、わからない。けれど確かに存在しているはずだ。それを感じること。それが大事なことなんじゃないかな。
32.Staff roll
ありがとう また よろしくね
33.Winter dreams
本を読み終えた。ふと外を見ると、子供たちが何かを見つけたようだ。
それはなにかの木の実のようだ。それを庭に埋めようとしている。
どんな木が生えてくるんだろう。その時まで私はここに居られるだろうか。
少しだけ、未来が楽しみになった。
34.Dreamer's conclave
なにを書いたらいいのかわからない。自分はここにいるから。そう書けばいいのかもしれない。だって、ここはすべての世界の境界線だから。
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あとがき
すごく長い間が空いてしまいまして申し訳ございません。
とりあえずは、ここでレビューは終了です。
間が空いた理由には様々ありますが、一番は聞くたびに感想や思いが変わるから、ということがあります。
いざ書こうにも、何かほかにも思っていたことがあるはずだ。あの時はどうして涙が出たんだ…と。
そんなこだわりというか、葛藤をなんとか乗り越えて、文字に起こしたのが今回で、それでも気持ちの3割程度しかかけていません。
音楽って、一秒、一音で情景が変わるので、文章に起こしているうちにどんどん感情も変わってしまって本当に文章にするのが難しいんです。
それを全部書き上げる力は今の自分にはありませんでした。悔しい限りです。
なので、少しポエムのようになってしまっています。
これじゃ「BGMポエム」ですね(苦笑)
けれど、聞いて頂ければ少しだけかもしれませんが共感していただけると思います。
ぜひ、聞いてみてください。
ありがとうございました。
(瀬見川笑子)