いけにえと雪のセツナBGMレビュー1曲目~10曲目まで
本日発売の「いけにえと雪のセツナ オリジナルサウンドトラック」
朝からずっと聞いていて、ふつふつと浮かび上がってくる感情があったので書きます。
ゆっくり全曲分のレビューを書きます。力尽きたらごめんね
[Disc 1]
1.Beginning of the End
控えめで、しんしんと降り積もる雪のような曲。けどまだ降り始めといったところではないでしょうか。これからのいけにえの旅というより、雪の世界に足を踏み入れる前のプレイヤーの心を表しているような気がする。窓から雪が降り始めた外を見ている感じ。
2.Loss
一気に切なさが襲ってくる曲。雪はもう積もりきっていて、一瞬晴れた瞬間に世界の広さと残酷さを感じるような。それと同時に自分のちっぽけさを感じる…といった感じ。それが真実かはまだわからないけれど。
3.Voyage
重い足取りで雪道を歩くような曲。視界は決して良くは無く、かと言って不安を感じることもない。不思議なものに守られているような気さえしてくる。
4.The scent of the sea
一気に世界が開けたような気がする曲。けれど世界に振り続ける雪は胸に常に冷たさを落とし続ける。それでも世界に、未来に期待しちゃうよね。
5.The winter breeze
少し故郷とは違う空、空気を感じる曲。けれど降り積もる雪は故郷と同じ感じがする。旅にまだ慣れていないけれど、立ち止まることはしないよ。
6.Tender glow
暖かな温もりを感じる曲。雪の世界に住む人々の暖かさを感じる。雪に包まれて育ったからか、穏やかでふんわりとした空気を纏った人が多いような。もちろん氷のような冷たさも同時に感じるのだけど。
7.Into the woods
森の中を進み、生物の息遣いを感じる曲。生物だけではない、木々の強さも感じる。雪の世界でも緑を空に向かって放っている。
8.No turming back
雪をかき分け、前へ前へ進んでいく心を感じる曲。剣が空を切り、鳥が背中から迫る。祈りが仲間を癒す。意地が大地を穿つ。いろんな情景を空から眺めているような曲。雪が舞うこの世界では戦いがより美しいものに見える。汎用戦闘曲である。ピアノがテンポよく流れ、心地よい。
9.Astounding victory
命のやりとりに打ち勝ち、一息ついたような曲。私はこの曲を聴いた瞬間鳥肌が立ちました。胸にズンとくるファンファーレはこれが初めてかもしれません。嬉しいはずなのになんでこんなに切ないんだろう。それは物語後半のことを考えるとなんとなく腑に落ちる気がします。あくまで自分の中で、ですが。
10..Endless crusade
やってやったぜ!けどまだ…といった感じの曲。喜びはあるんだけれど、まだ根本的な解決にはなっていないとか、新たな目的が出来て多少の恐怖はある。みたいな。ループ部分が「だけどやってやるぜ!」といった感じでとても好きです。